2025年始動!「3学期始業式」
2025.01.10学校生活ブログ
3学期の始業式です。3学期は年度の総仕上げの学期でもあります。本日行われた始業式の中では、吹奏楽部の演奏のもと、全校生徒で校歌を斉唱しました。
校長式辞
<中島 健二校長先生より>
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
約3週間の冬休みが終わり、新たな年の第3学期が始まりました。この休みの間、家族と過ごす時間や、課外活動、部活動に励んだことと思います。充実した時間を過ごしたことと思いますが、「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、これから新たなスタートを切るにあたって、目標を立て、計画をしっかりと準備することが大切です。計画がなければ、成果は得られません。
昨年の終業式でお話しした、文化人類学者のルース・ベネディクトの『菊と刀』や、川田順造さんが提唱した「文化の三角測量」の考え方を思い出してください。ベネディクトは、日本人の文化を「恥の文化」とし、他者を理解するためには多面的な視点が必要だと説いています。また、川田順造さんは、文化や人間関係を複眼的に捉えることの重要性を教えています。これからの人間関係にも、この考え方を活かし、一面だけでなく多面的に物事を見て、バランスの取れた視点を持つよう心掛けましょう。
3学期は今年度の総仕上げの学期です。1・2年生は進級に向けてしっかり準備をし、3年生は卒業に向けてしっかりと準備を進めてください。短い期間ですが、意味のある学期にするために、一人一人が自分の責任で取り組んでいきましょう。
校長先生、ありがとうございました。
校歌斉唱
ありがとうございました
教務部・進路指導部・生徒指導部・人権教育推進委員長より
最後に、3学期を過ごす全校生徒へ向けて、先生方からお話をいただきました。
<教務部(永田先生)より>
新年明けましておめでとうございます。3学期は進級・卒業に向けて重要な時期です。特に1・2年生は、成績がふるわなければ、進級に影響が出る可能性があるため、授業に集中し、課題を期限内に提出することが重要です。2年生は修学旅行後、効率的な自宅学習が求められます。3年生は卒業に向けて、出席や成績に気をつけ、最後の1週間を大切に過ごしましょう。また、授業評価アンケートを受けて、改善に取り組んでいきます。全員が進級・卒業できるよう、頑張りましょう。
<進路指導部(猪本先生)より>
あけましておめでとうございます。3学期が始まりました。進路についてお話しします。
3年生は大学共通テストが1月18日、19日にあり、冬休みも一生懸命勉強した生徒が多いです。2年生は3学期講習や修学旅行があり、先輩たちの姿を見ながら頑張りましょう。1年生も新たな気持ちで頑張ってください。
この時期、目標を持って努力しようとしていると思いますが、続けることは簡単ではありません。挫けそうになる時もありますが、継続することで良い結果が待っています。自立して努力を続けることが大切です。
親への感謝も忘れずに。成果を報告できるように、しっかりと目標に向かって努力しましょう。
今年も全力で応援しますので、一緒に頑張りましょう。
<生徒指導部(渡邊先生)より>
あけましておめでとうございます。
3年生は、1月18日、19日の大学入学共通テストに向けて、死に物狂いで頑張ってほしい。努力が必ず成功に繋がるわけではありませんが、成功する人は必ず努力しています。その姿勢が大事だと思います。
また、部活動の経験を通して、努力が実ることを実感してきました。例えば、女子団体のインターハイでの成績を劇的に向上させた経験があります。全力で努力した人には結果がついてきます。
諦めずに努力し続けることが大切だということを覚えておいてください。そして、周りの人から学ぶこと、謙虚に接することも重要です。
1、2年生も、残り少ない学期を死に物狂いで頑張り、成長することを期待しています。
<人権教育推進委員長(今橋先生)より>
皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は多くの出来事がありましたが、今年はそれらを教訓に、前向きに進んでいきましょう。特に大切なのは、「多面的な視点」を持つことです。自分が知っている情報だけで物事を判断するのではなく、広い視野で物事を見つめることが重要です。
また、私たちは日常の中で「耳を塞ぐ」「目を背ける」ことがありますが、それを乗り越えるためには、あえて知らないことに向き合い、理解しようとする姿勢が大切です。自分の価値観を広げ、異なる価値観を持つ人々と積極的に交流し、共に成長していきましょう。
卒業後、さまざまな人々と出会い、異なる意見や考えに触れる機会が増えます。その時に大切なのは、まず「聞くこと」です。自分と違う価値観を持つ人を排除せず、理解しようと努めることが、成長へとつながります。
最後に、視野を広げることが重要です。自分の得意な分野にだけこだわらず、苦手なことにも挑戦することで、さらに成長できることを忘れないでください。
これからも、お互いに努力し、成長し続けることを目指しましょう。
総仕上げの学期である「3学期」を有意義に過ごせることを心から願っています。
令和7年(2025年)もどうぞよろしくお願い致します。