お知らせ

“学び”を共有 ! 各研修報告会

2023.10.18お知らせ

8月の夏期休業中に、それぞれの研修に参加した生徒からの報告が行われました。

全体進行は、生徒会 会計の中庭優璃さん(広徳中学出身)です。

研修内容や参加者の思いを共有した報告会となりました。

報告者は以下の生徒のみなさんです。


①「ふくおか知の創造塾」

3F七種 悠花 さん(菅生中学出身)「先延ばし癖とどう上手く付き合っていくか」

2D木田 ゆり さん(柳西中学出身)「食料生産と生物多様性について考える」

2D中野 考洋 さん(沼中学出身)「障がいをめぐる問題から誰もが生きやすい社会について考える」

2F林田 倫太朗 さん(志徳中学出身)「ポストコロナについて考える」

2F井田 宗利 さん(菅生中学出身)・2F及川 龍武 さん(志徳中学出身)「全ての人たちが災害時に適切な判断・行動が行えるために必要な社会の枠組みをつくる!」

※ 井田さんと及川さんは同じテーマをもとに、それぞれ班に分かれて討議した内容の報告です。

②「アジア派遣」(ベトナム)

1B野上紘平 さん(安岡中学出身)「ベトナムでの交流」

③「グローバル人材育成キャンプ」

3A石本 裕太 さん(守恒中学出身)・ 1E岡川 蔵人 さん(守恒中学出身)「留学生との交流」

④「北九州インターンシップ」

3E高村 十稀也 さん(長峡中学出身)「北九州市消防局」


報告会


①「ふくおか知の創造塾」

(報告内容)

『「先延ばし癖」とどう上手く付き合っていくか』という議題に対し、解決策を議論し合った結果、「やるべきことが終わったら自分にご褒美を与える」や「小さな目標を作る」といった解決策が挙げられました。

今回の研修で一番伝えたいことは議論の内容もさることながら、今回の「知の創造塾」で議論し合った素敵な人達との出会いから、『他者の存在がなければ学ぶという行為自体はそもそも成立しない』ということです。

『食料生産と生物多様性について考える』という議題に対し、現在、食料不足に陥っているマダガスカルという国について調べました。貧困率の高さや干ばつなどの厳しい環境に置かれていることを知り、解決策として環境に適した食物を生産し、資金を調達するという結論に至りました。

今回の研修で自分の目的としていた「自分の意見をしっかり言うこと」が達成でき、充実した研修でした。

『障がいをめぐる問題から誰もが生きやすい社会について考える』という議題について、考えるために、まず障がいを持たれている方が置かれている現状について調べ、誰もが無意識的偏見を持っており、それが雇用状態にも影響を与えていることがわかりました。現在は、障がい者の方に対する法律も整備が進んでいるので、その周知や偏見について啓発を行っていくという解決策が挙げられました。

この研修で「知の創出」や「深い学び」がどういうものかを体験でき、自分自身の可能性を広げ、自己成長に繋げていこうと思います。

『ポストコロナについて考える』という議題に対して、まずベーシックインカムという政策について調べ、そこから現在の日本の働き方について問題点を感じました。日本ではサービス残業が多く行われおり、その原因が会社だけでなく、労働者にもあることを知りました。コロナの影響から働き方は日々変化している中で、残業に対する価値観を変えることが大切だと感じました。

この研修での初対面の人たちとの交流のおかげで当初の目的であったコミュニケーション能力の向上を達成することができ、いい経験になりました。

『全ての人たちが災害時に適切な判断・行動が行えるために必要な社会の枠組みを作る!』というテーマに対し、私たちのグループは英語で議論を行いました。解決策として、特に高齢者の方が同調性バイアスが働き、避難を行わないことが多い為、防災リーダーを任命し、避難促進や日々の近所間でのコミュニケーションを行うことで防災意識を高めていくという解決策を見出しまいした。

この研修でコミュニケーション能力を高めることができ、これからの学校生活に活かしていきたいです。

及川さんと同じく、『全ての人たちが災害時に適切な判断・行動が行えるために必要な社会の枠組みを作る!』という議題に対し、高齢者の方たちに着目して議論が進みました。高齢者の方たちは防災情報の伝達が上手くいっていないため、避難できないのでは、と問題点を挙げ、解決策として高齢者の方たちでも参加しやすい地域の夏祭りで情報提供を行う「防災」+「夏祭り」=「防祭」を実施するという解決策になりました。

この研修から、身の回りにあるものからヒントを得て、物事を解決できることやコミュニケーションを充実させるためのツールの重要性を学びました。

②「アジア派遣」(ベトナム)

ベトナムに7泊8日間研修に行き、言語や建造物の違いを目の当たりにしました。しかし、交流した人全員が優しく接してくれたおかげでホームステイや外交学習も楽しく行えました。

11月1日(水)、2日(木)にはベトナムから交流を深めた友人が常磐高校に来ます。みなさん楽しみにしておいてください。

③「グローバル人材育成キャンプ」

グローバル人材育成キャンプでは、立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生と交流を行いました。グループに分かれて英語でのプレゼンテーションを行うだけでなく、一緒にダンスを踊ったりするなど日々の生活の中では貴重な経験をすることが出来ました。

④「北九州インターンシップ」

北九州市の消防局へインターンシップへ行きました。そこでは実際のはしご車や放水の体験、人工呼吸・人工マッサージの体験など消防士の方の活動を体験することが出来ました。2年連続でこのインターンシップに参加し、消防士になりたいという夢がより大きなものとなりました。1・2年生のみなさんも是非、参加して将来について真剣に考えるきっかけにしてみてください。


どの報告も素晴らしい内容でした!!みなさんの学校生活や進路実現に向けての一助になったのではないかと思います。今回、報告してくれた生徒のみなさんは、学校外の同じ高校生や大人たちと関わりました。その同じ高校生や大人の人たちは、真剣に前へと前進する人たちです。

そういう方々に触れて「学ぶ」のは一生の財産になるものです。

来年も夏休みを中心として研修は行われます。常磐高校生のみなさんも是非アンテナを張って参加し、学んで欲しいと思います。

報告をしてくれたみなさん、ありがとうございました。みなさんも一緒に頑張りましょう!